こんにちは、中古車オークション代行社代表の栗本佳孝です。

 

私は、車を納車した時のお客様に笑顔を見る事で自分もとても幸せな気持ちになれます。そのお客様の笑顔を見る為と少しでも安く車を提供する事により、家族でドライブに出かけ、車を通してより家族の絆を深めていただきたいと思い毎日仕事をしています。

 

私は、松尾芭蕉「奥の細道」結びの地、岐阜県の大垣市で昭和４２年に生まれました。現在、3男2女（５人）の父親です。

 

小さい頃、気管支が悪かった私は夜になるとセキが止まらなくなるので外で遊ぶことができず、いつも一人家の中で遊んでいました。おもちゃはいつもミニカーでした。ミニカーをきれいに並べては、走らせ自分で運転して車を走らせる姿を想像していたと思います。

 

とにかく車が大好きで、運転免許がないころからお小遣いで車の雑誌を買い、国産車では名前を知らない車はないほどでした。ちなみに高校の部活も「自動車部」で毎日エンジンを組み立てたりバラしたりしていました。

 

卒業後の進路希望は当然、自動車関係です。

 

一口に自動車関係と言ってもメーカー、ディーラー、販売店など様々ですが、私は自動車ディーラーで整備士として働く道を選びました。毎日車と触れ合える仕事がとても楽しかったです。その後整備士の仕事から新車の営業に移動になり新車の販売も経験させていただきました。

 

車を買う立場から、車を売る立場になり、1台でも多く又少しでも利益を出し会社に貢献する販売方法などをメーカーでの合宿で学びました。おかげで営業マン２年目には、優秀セールスマンとして表彰もされました。

 

しかし、お客様との駆け引きや具体的内容はお話しできませんが、法律には触れませんが詐欺まがいな事など、「会社には貢献できてもお客様の為に働けていない」と考えると自己嫌悪になり、ある時新車の契約をいただいたお宅に必要書類をもらいに伺うと、その家の奥様から「あんたが主人をそそのかしたから、うちの暮らしは楽にならない。あんたがいなければもっと他にお金が使えて楽しいのに」と言われ、その言葉が引き金となり退職をしました。

 

その後もやはり車に関わる仕事を続けたかったので、車を運ぶ陸送という仕事を自営で始め現在も陸送の会社を経営しています。

 

２５年以上も車に関わる仕事をしてきましたが、私が新車営業の時も含み、今でも自動車販売の業界は料金がとても不明瞭な部分が多いと私は思っています。

 

新車営業の頃、友人が車を購入する時によく一緒に着いていってほしいとたのまれました。

商談に同席させてもらい担当の営業マンに名刺を渡すと、担当の営業マンはとても話づらそうにして気まずいかんじでした。

多くの人がそうだと思いますが、車の車両代金はすごく気にして「いくら値引きしてくれる？」とかの交渉はしますが、諸費用の話になると「当然かかる費用だから、高いけど仕方ないのかな」と思い込み交渉する人はほとんどいません。諸費用には、税金や印紙代などのように絶対に必要な費用と自分でやればお金がかからない費用とがあるのですが、多くの場合その説明がされる事はありません。

 

中古車を購入した人から「車をかったけれど、どうもボッタクリにあったみたい」と言った声もよく耳にします。私は「おかしいと思ったら買うのをやめればよかったのに」とお話しさせていただきますが、「まさか最終的にあんなにたくさんのお金を払う事になるとは思わなかった」「あんな店ではもう二度と買わない」と言います。

 

世の中には「売り逃げ」というと言い過ぎかも知れませんが、一度売ったら次は買ってくれなくてもいいと思っている販売店があるのも事実です。

 

冒頭にもお話ししましたが、私は納車した時のお客様の最高の笑顔が見れて、欲しかった車を手に入れ尚かつその時の浮いたお金で家族の絆を深めていただきたいと思っています。

 

多額のお金を支払うのに、買って後悔をしてほしくない。「次もぜひ栗本さんにお願いしたい」と言っていただきたい。そのように思っています