事故歴と修復歴
私のところに問い合わせいただく中で
中古車の履歴を気にされる方が
非常に多いのです。
当然といえば当然です。
私も自分で中古車を購入するときは
自動車の履歴の中でも特に
事故を事故車なのか
それとも修復歴車なのかは
必ずチェックします。
現在、中古車として流通している
クルマの中に事故車と呼ばれるクルマは
どのくらいの割合かご存知ですか?
統計によると
およそ全体の1割、つまり10台に1台は
事故車となっています。
交通事故の数も年々減少はしていますが
クルマ対クルマの事故の場合は
1件の事故で2台のクルマが
事故車になるのですから
交通事故の件数から考えても
年間かなりの台数が事故車になるわけです。
ところがこの“事故車”という言葉は
人それぞれで考え方が違うので
どれを事故車と呼び
どれは事故車と呼ばないかの区別がありません。
例えば自分のクルマを自宅の車庫でバックしていて
何かにバンパーを衝突させて
バンパーがへこんだとします。
仕方がないので修理にだし出して
バンパーを元通り直してもらいました。
このクルマは事故車ですか?
当然衝突させた本人は
「ぶつけただけで誰にも迷惑かけていないし
事故じゃない。
バンパー修理しただけだから
もちろん事故車でもない」というと思います。
しかし、査定に出したら
「バンパー修理の跡がありますから
マイナスです」つまり事故車扱いになります。
これは修理でなく交換しても
「交換歴あり」となります。
厳密にいうと
外装のどこかでも修理や
交換の形跡があれば事故歴ありとなってしまいます。
ですから
販売されている中古車を見ると分かりますが
「事故歴」という項目はなく「修復歴」という
表記になっています。
修復歴と事故歴の違いについては
長くなるので次回説明します。
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